不動産と土地活用
《更新日時:2017-09-07 14:15:07》
最近、節税対策などのために眠らせておいた土地を活用しようという方が増えています。最もメジャーな土地活用方法はアパート・マンションなどの賃貸物件経営ですが、現在は賃貸分権も飽和状態となっており、初期投資がかなり高額になることもあり、なかなか厳しいのが現状と言えます。オフィス賃貸や商業施設の誘致も、需要のある土地でなければ上手くいきません。
駐車場経営などは、初期投資は少なくて済むものの、節税対策としてはあまり効果的ではありません。建物が建って固定資産税が高くなってしまうためです。
しかし、土地活用の種類や手法も多様化しつつあります。たとえば最近、需要が高まっているトランクルーム(貸倉庫)は、住宅や商業向けではない微妙な立地、変形地、郊外でもじゅうぶんな利用が見込め、初期投資が少ないことが大きなメリットとなっています。
信託会社との契約や、土地のみを貸して運用は借用している会社に任せるなど、リターンは少ないものの比較的リスクの少ない運用方法も出てきています。
不動産の取り扱いは、大きな資金が動く一大事業となります。慎重にじっくりと検討しておく必要があるでしょう。